今の会社入っていつの間にかおよそ6年半。
あっという間だったと思いつつも、思い返すときりがないほどの記憶がよぎる。
社会に出たのが21歳の夏。今が34歳。
転職しまくってた20代とちょうど同じ時間を
今の会社で過ごしたんだなって思うとやたら感慨深い。
最近、不思議なことに、前職に関わるような仕事の話がよくくる。
葬祭コールセンター向けのシステム改善のお仕事では、
「僕、前に葬儀社に勤めてました」と話し、
不動産事業部のホームページリニューアルの案件では、
「僕、前に不動産の営業やってました」と言い、
小学校向けのe-ラーニングツール開発の案件では、
「僕、前に小5~中3までの塾の講師をしてました」と伝え、
そうすると、自分でも信じられないようなほど、スムーズに信用を得られる気がしてる。
そうそう、前に、小包の不在通知を管理するシステムの時も、
「僕、前職で小包の配達してました」とか言って、テストの時に役に立ったりした。
こういったことを思うと、今までの職歴は全部糧になっていて、今の仕事に大いに役立ってる。
転職回数を自慢するわけじゃないけど、今の自分はその経験がなかったら、
あり得なかったと思う。
不動産の営業も、塾の授業も、工場でのライン作業も、
その時々は、その時々を食べていくために、必死にやってきた。
思えば、仕事に対して真摯に取り組むことを教えてくれたのは、祖父と親父だった。
どんな仕事でも、ちゃんとやることが大事。
祖父も親父も個人事業主だったからか、仕事に対しては本当に一生懸命だった。
そんな姿を見せ続けてくれたのは、僕にとっては本当に幸せだったんだろう。
転職を何度も繰り返したけど、こうやって今に繋がってるのは、
祖父と親父のおかげなのかもしれない。
社会に出てから13年。
あっという間なのか、長い時間を費やしたのか。
そうどっちにも思うのは、慌ただしくも、充実してたことの現れなのかもしれないな。
そう思える僕は、きっと今、幸せなんだと思う。