2011.06.03 Akito
まいどです。あきと@最近少しSES始めました です。
SESの営業としたら、常駐の契約に漕ぎつけてなんぼなんです。
なので、「エンジニアさんが喜ぶ仕事を見つける」のは、
2の次になってしまいがちなのです。
いい営業さんは、
「どんな仕事がしたいですか?どういう技術を伸ばしたいですか?」
と、聞いてくれます。
ただ、そんな営業さんばかりではないので、その防御策として、
予め優先度を決めて、最初に伝えてしまうのがいいですよという事です。
例えば、Javaの案件を3~4年やっているエンジニアさんの、
直近の案件がRubyだったとしましょう。
エンジニアさんにとっては、「これからRubyに携わっていきたい」という
思いがあるかもしれません。
しかし、「契約優先」の営業にとっては、Javaの案件のほうが決めやすいので、
Rubyの案件よりJavaの案件で決めようと動く可能性があります。
これは僕の持論なのですが、エンジニアのキャリアパスは、
エンジニア自身で思い描き、実行していかないといけません。
スキルシートの重要性は以前ネタにしましたが、
上記の場合、3~4年Javaやって、半年Rubyやって、次Javaの案件に
戻るくらいなら、半年Rubyをやらずに、4~5年Javaしてたほうが
スキルシートの価値は高まったかもしれません。
こういうスキルシートの一貫性は、結構重要だと思っています。
※特に重要なのは、言語そのものの一貫性より、信念としての一貫性です
Java→PHP→Java→Perl→PHP と経験があって、
本人が「俺は言語には囚われないんだ!」と言っていたら、
それは一貫性があって良いと思います
ただ、問題なのは、特に個人事業主のエンジニアならなおさら、
「日々を食べていかないといけない」という切実さもあります。
キャリアパスを違えるお金のための案件を選んでしまうことも、
きっと誰しも経験した人も多いかと思います。
そんな後悔をなるべくしないように、
「仕事の優先度を決めておく」ことが重要なのです。
営業も、事前に「優先度」を聞いておけば、
「そういうのを選んだほうが、決めやすい」と思うものです。
さらに、優先度を決めておくことで、偶然でなくキャリアパスも上手く形成
されていき、スキルシートそのものも強い武器に変わっていくのです。
技術そのものはなかなか見えにくく、その代りスキルシートは目に見える。
営業さんには、特にです。
スキルシートが上手いこと出来上がってくると、少しずついい感じに
自分のやりたい方にいけるようになるはずです。
やりたい仕事をやる。
伸ばしたい技術を伸ばす。
案件や営業や偶然に流されないエンジニア、それってかっこいいと思います。