解説ばかりではサウンド道への一歩を踏み出すのは難しいでしょう。
ということで、今回は『サウンド波形の編集体験』です。

例によって、とあるかわいこちゃんの「とおりゃんせ」を素材にしてみます。

まずは未編集のオリジナル音（Wave形式）をダウンロードしてください。
material.zip (592KByte)

次に、波形編集アプリケーションの入手です。 フリーでそこそこ使えるアプリを探してみたところ。。。
『 SoundEngine Free 』 というソフトが良さそうです。
それでは、こちら↓から入手してインストールしてください。

SoundEngine Free ( http://soundengine.jp/ )
※現時点の最新安定版は、ver.4.58 です

初回の起動時に「起動モード」の確認があります。
後で変更できるようなので、今回は「簡易モード」にしてみましょう。

いよいよ編集の開始です！！
まずは、"material.wav" をドラッグ＆ドロップします。
波形がでてきましたね～

再生ボタンを押して音を確認してみましょう。
ス、ステキな歌声だ。。。

音量（レベル）がちょっと小さいので、修正してみましょう。
メニュー[音量]の[ノーマライズ(正規化)]を選んでください。
これで適切な音量レベルに自動修正されました。
※ちなみに、[ボリューム(音量調整)]というのは、音量の微調整で使い事が多いです。

音量が大きくなったのは良いのですが、サーーというノイズまで大きくなりました。。。
ならば、ノイズを消してしまいましょう！
メニュー[音量]の[ノイズゲート]です。

【設定を変えた箇所】
＜ライブラリー＞ 標準
＜スレッショルド＞ -25.0 dB
＜リリース＞ 500 ms

変化がわかりやすいように、強力な設定にしてみました。
声と声の間のノイズが無くなりましたね！
伴って波形も声と声の間の波が無くなりました。

ノイズは目立たなくなりましたが、若干ですが最初に「プツッ」って音が入ってしまったのがわかりますか？
ノーズゲートで消えきれなかった音が、他のノイズがなくなったことで目立ってしまったのでしょう。
視覚的にも不必要な波形が確認できますね。

今度は不要なノイズを物理的に消してしまいます。
拡大ボタンを数回クリックして波形を大きくして、選択→[Delete]キー！！

ではでは、最終仕上げに入ります。
エフェクトを適用させていきますが、各エフェクトの説明は後日行いますね。

ちょっとモコッっとした音を取り除き、スッキリさせます。
メニュー[音質] → [1ポイントイコライザー]

【設定を変えた箇所】
＜周波数＞ 300 Hz
＜レベル＞ -3.0 dB

空間的な効果をつけます。
まずは、跳ね返る感じの残響のディレイです。
メニュー[空間] → [ディレイ(エコー)]

【設定を変えた箇所】
＜ライブラリー＞ ショートディレイ

さらに空間的な効果をつけます。
今度は、残響で広がりをつけるリバーヴです。
メニュー[空間] → [リバーヴ]

【設定を変えた箇所】
＜ライブラリー＞ 長めのリバーブ

完成品のサンプルはコチラです。
sample.mp3 (133KByte)

ちょっとコワイ感じの「とおりゃんせ」ができましたか？
MP3変換ソフトとかでMP3形式に変換して、お友達に聞かせてあげましょう！！

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⇒これってアリかな？ これってアルかな？ (http://www.s-arcana.co.jp/project2011/)
開いた扉をドラッグで持ち上げてみてください♪

そいでは！