2011.05.24 TUYO
前回は、「音に触れるにはとにかく波形は大事です!」
ってなとこでしたが、あまり面白い内容ではなかったと思うので
ここらで少しばかり遊びを入れてみます。
とあるかわいこちゃんが「とおりゃんせ」を歌ってくれたので
そいつを素材として音程の補正(ピッチ補正)を行ってみます。
まずは未編集のオリジナル音を聞いてください。
とおりゃんせ~(オリジナル)
下の画像は音程を解析したものです。
少々、見方を説明しますと、黄色い線が実際の声の音程です。
青いガイドっぽいマス目は、縦線:タイミング(拍) 横線:ピッタリの音の高さ(ピッチ) となります。
※ちなみに「とおりゃんせ~♪」と歌っている部分を抜粋しています。
少し気になるところがあるので下の画像のように修正しました。
※黄色い線は修正後の音で、オレンジの線は元の音です。
①の部分は「とお」の箇所ですが、少し低くなっていたので持ち上げてやりました。
②の部分は「りゃん」の箇所ですが、少し上ずっていたので下げてやりました。
全体的に修正してみました。(聞きやすいようにノイズを除去しています。)
とおりゃんせ(修正版)
もともと上手に歌えていますが、もっと上手になりました♪
せっかくなので、ヘタクソになるよう修正してみます!
とおりゃんせ(ヘタクソ版)
何だか頭が悪そうな感じになりましたね。。。
先ほどの修正は、自然に聞こえるよう音の揺れ方に気遣って修正しています。
ところが、左の画像の赤い○で囲んだ箇所みたく、雑に修正すると、人間っぽくないロボットのような音になってしまいます。
人間っぽい音をフォルマントと言い、フォルマントが失われた状態になります。
(※フォルマントの詳しい説明はこちらで ⇒ Wikipedia:フォルマント)
なんだか流行りに乗ってきた感じがでてきましたね!
ならば、伴奏もつけてしまいましょう♪
とおりゃんせ(伴奏付き)
つまらない事に時間を費やしてしまった。。。
そいでは!