まいど。あきと@花粉にやられて明日が見えない です。

そろそろ「技術ブログ」に掲載する価値のある、技術者向けのネタが尽きそうだぞ、と

思ったり思わなかったりしています。

 

ほかの人のブログを読んでは「為になるなー」と思ってますが、

自分のブログを読み返すたびに、「異質じゃね?」と感じてしまう今日この頃。。。

「オマエ読み飛ばされてるぞ」という疑心暗鬼に襲われながら、今回もがんばります。

(きっとこの弱気は花粉のせい)

 

そんな今日は、技術そのものを売る(?)SES契約についてお話したいと思います。

 

 

 まず、「SES」でググってみました。

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SES契約とは委託契約の一種。

ソフトウェアやシステムの開発において、ソフトウェアやシステムの完成を

約束する契約として請負契約がある。

一方委託契約の一種であるSES契約は完成を約束するものではなく、

エンジニアの能力そのものを契約の対象とするものである。

引用:オービック様用語集ページ

http://www.obic.co.jp/glossary/030.html

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なるほど、さすが用語集です。

お堅い表現ですね。

 

ちなみにですが、SESっていうのは「システムエンジニアリングサービス」の

頭文字になります。

安直だなーと思いますが、仕方ないです。

もうこの名前で通ってますから。

 

じゃ、プログラマだったら、「PGS」なの??って思ったアナタ。

するどい!!と言いたいところですが、それもSESって言います。

(たぶん。というか、PGSって響き、聞いたことないです)

 

ま、名称はさておき、SESに対する私なりの定義を箇条書きにしてみました。

 

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1.開発・運用保守・ネットワーク構築・デザイン制作・コーディング等

  やることは様々ですが、とにかく常駐して作業をします

 

2.見積りは月額単価、日額単価、時間単価のどれかで、

  とにかく稼働時間に対して値段をつけて、月次の作業時間に対して精算をします

  そのため、請求は毎月行う感じになります

   (キャッシュフロー的にはおいしい)

 

3.「2」の特性の影響ですが、納品物は作業報告書、もしくは

  勤務表になります

  要するに、ソースコードやドキュメントといった成果物ではなく、

  「稼働時間そのものに価値が発生している」ということを表してそうです

 

4.上記の通り、検収物が「時間」のため、瑕疵対応とかはありません。

  作業物に対しての責任が希薄なのも、この契約方法の特徴です

 

5.だいたいの場合、エンドクライアント(発注者、常駐先)と

  常駐者(もしくは常駐者の所属会社)の間に何社か会社が入ることが多いです

  BtoBtoBtoBto…と、多い時で1人の契約に対し5~6社の会社が

  関わることもあります

  (この部分がいろいろと問題になることもあります)

 

6.常駐者の選考過程には、通常スキルシートまたは経歴書が必要です

  メールでスキルシート送付→書類選考→面談といった順で行われます

  常駐先と常駐者の間に何社かの企業が関与している場合には、

  面談回数が増えることが予測されます

  ※スキルシートとは常駐者本人が今までエンジニアとしての経験を記したもの

 

7.常駐者の勤怠が悪いと契約破棄されたりします

  また、常駐者のパフォーマンスが悪いときも契約破棄されたりします

 

8.人間関係のトラブルが付き物な気がします

  (「6」も「7」も、常駐先の評価といった形で取沙汰されます)

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とまぁこんな感じでしょうか。

 

通常、受託契約(請負契約)では気にならない点が、SES契約では重く捉えられたり、

その逆もあったりするので、注意が必要ですね。

 

成果物がどんなに優れていても、常駐先での人間関係が上手くいっていないと

契約が続かないこともしばしばです。

 

また、一般エンジニアが1ヶ月で開発をするボリュームに対して、

その常駐者に半月で開発できるスピードがあったとしても、

1ヶ月は1ヶ月なので、その分のお金しかもらえません。

(クライアントとしては儲けもんです) 

 

ただ、請負契約だと通常つく瑕疵対応が、SES契約ではないことが多いです。

そのため、常駐先を退場後に、その常駐者によるバグが発覚しても、

特に責任を負わないことになります。

課される責任の重さについては、常駐者にメリットがあると言えそうです。

(その分、クライアントとしてはリスクとなります)

 

最初の定義に「エンジニアの能力そのものを契約の対象」とありましたが、

「能力があると思われるエンジニアの時間が契約の対象」と置き換えられる気がします。

 

技術の価値は、選考時にはスキルシートから読み取られる経験や資格で評価され、

常駐後は実際のパフォーマンスで測られることになります。

 

今回は、SESの概略までとします。

次回は今回の内容を踏まえて、この契約形態の制度趣旨と、

内在する課題を少し掘り下げて綴りたいと思います。

 

ではでは、今日はこのへんで。

 

 
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