2011.02.04 Akito
どもども。あきと@バレンタインが気になる です。
弊社内のポジションとしては、営業担当になります。
普段の業務は、お仕事を探したり、
お声かけ頂いたお仕事の見積りを作ったり、
作ったお見積りの調整をしたり、
発注頂いたお仕事を制作サイドにお願いして
作ってもらったりしています。
(たぶん、WEB系制作会社の営業としては、一般的な仕事だと思います)
そんな僕ですが、ブログとして初回の今日は、
あえてテクニカルな内容にしました。
ちなみに、この業界に入った時から営業職だったので、
エンジニア経験は今も全くありません。
しかし、このブログは「技術ブログ」とのことでしたので、
営業の僕が初めて書いたプログラムソースを振り返りつつ、
その時に気付いた、今も活きている「大切なこと」を綴ります。
そもそもですが、営業職である僕が、なんでプログラムを
書いたかというと、とても懇意にしてもらっている
システム会社様のセミナーに、参加させてもらったのがきっかけでした。
※上記システム会社の方、もし社名公開してもよければリンク貼ります!!
では、お恥ずかしい限りですが、そんな思い出のソースがこちらです。
====================================
【課題】1~100までの素数を表示させること
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-jp" />
<title>1から100までの素数</title>
</head>
<body>
1~100までにある素数を表示 <br>
<body>
<?php
//"1"から始める。10まで。1ずつ増える。
for ($a = 1; $a <=10; $a++) {
//$aが1,4、6、8、9、10以外を表示
if ($a == 1) {
continue;
}
if ($a == 4) {
continue;
}
if ($a == 6) {
continue;
}
if ($a == 8) {
continue;
}
if ($a == 9) {
continue;
}
if ($a == 10) {
continue;
}
//$aが10を超えたらループを抜ける
if ($a > 10) {
break;
}
echo $a . '<br>';
}
//"11"から始める。100まで。1ずつ増える。
for ($a = 11; $a <=100; $a++) {
//$aを2で割った時に剰余が0の場合
if ($a % 2 == 0) {
continue;
}
//$aを3で割った時に剰余が0の場合
if ($a % 3 == 0) {
continue;
}
//$aを5で割った時に剰余が0の場合
if ($a % 5 == 0) {
continue;
}
//$aを7で割った時に剰余が0の場合
if ($a % 7 == 0) {
continue;
}
//$aが100を超えたらループを抜ける
if ($a > 100) {
break;
}
echo $a . '<br>';
}
?>
【結果】
2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41
43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97
====================================
FTPでサーバーに乗っけたときに、ブラウザをリロードして、
出したい答えが出たときの感動は、今もうっすら覚えています。。。
ただ、今見てもこのプログラムはひどいですねぇ。。。
お客さんからの要望で、「1000までの素数を出せるようにして!」
なんて言われたら、「当初の想定にない仕様なので、仕様変更に3人日かかります」
とか言っちゃいますよ。。。
・・・というツッコミはさておき。
僕はこの経験から、この仕事をやっていく上で
すごく大切なことを学びました。
それは、「やっぱりプログラム組むのは楽しい!」とか、
そういうことではもちろんありません。
”表示結果が同じでも、システム(ソースの内容)は
制作者のスキルによって全然違う”
と言うことなんです。
エンジニア経験のない営業の人は、システムそのものを
見える部分で判断しがちなんだと思います。
でも、それじゃダメなんです。
なぜなら、”見える部分で判断しがち”は
お客さんにも多い傾向だからです。
「お客さんと一番接する営業だからこそ、”見えない部分のスゴさ”を、
お客さんに伝えていかないといけないんじゃないか?」
「そうしないと、いつまでたっても、我ら業界の立ち位置は
他の業界にとってIT関連の”下請け”になってしまうんじゃないか?」
と、この時、心底思ったんです。
WEBシステムの価値は、思ったとおりに表示するだけじゃない。
効率的な設計をすることで、無駄な時間や予算を使わせずに済む。
汎用的な仕様提案をすることで、要望を柔軟に受け入れられる。
そういう見えない部分にも、システムの価値はある。
変な例えですが、今までの自分は、「松坂牛」を
あえて「牛肉」として売り歩いていたのと
同じなんじゃと思いました。
そんなやり方じゃ、あまりにも松坂牛が報われません。
上記の気づきなんて、実際エンジニアは当たり前のように
思っていることだとも思います。
でも、実際プログラムを書いたことのない営業は、
こういうところこそ、本当に気づきにくいんだと思うんです。
だからこそ、この気づきは同時に、
「同じ業界、同じ会社であっても、職種が違うだけで、
こんなにも意識の差があるのか」
ということも気づかせてくれました。
・・・と、まぁ。長々とすみません。
ここで今日の内容のまとめをします。
結論:
制作経験のない営業には、少しでもいいから制作経験をさせたほうがいい
(ただし、もちろん納品とかはしちゃだめ)
あと、お客様になりえるみなさま。
貴社に納品されているソースが、上記のようだったらと思うと
怖くないですか・・・?
システムは見た目だけじゃないんです。
もしかしたら、運営しているサービスのどこかに、
こんなソースが隠れているかもしれませんよ・・・。。。(ウソです)