yossyさんが紹介していた「audiotool」は、すごいですね~
元サウンドエンジニアとしても元Flasherとしても、ツールの作りこみ具合に驚くばかりです。
実際の音楽制作には及びませんが、ちょっとしたものならイケそうですね。
次回あたり、audiotoolを使って曲でも作ってみましょうか。。。

さてさて本題にはいります。
前回に続いて、デジタルサウンドのデータ容量です。

まず、ビットレート(量子化)サンプリングレート(標本化)によるデータ容量の関係ですが
単純に掛け算でイコールになります。

「サンプリングレート:44.1KHz、ビットレート:8bit」のサウンドデータと
「サンプリングレート:22.05KHz、ビットレート:16bit」のサウンドデータは
同じファイル容量になります。(もちろん時間は同一です。)

時間的な見解でみても結構単純だったりします。
「サンプリングレート:44.1KHz、ビットレート:16bit、長さ:1分間」のサウンドデータと
「サンプリングレート:22.05KHz、ビットレート:8bit、長さ:4分間」のサウンドデータは
同じファイル容量となります。

つまり、前回軽く触れた『 ビットレート X サンプリングレート X 長さ 』 という数式なわけです。

あまり計算方法に触れても面白くないので、音をみてみましょう。
48.0KHz / 24bit (2,816KB)  元の音です。ここからサンプリングレートやビットレートを下げていきます。
48.0KHz / 16bit (1,879KB)  ビットレートを下げましたが、あまり変化を感じないと思います。
22.05KHz / 24bit (1,296KB)  サンプリングレートを半分以下にしました。若干残念な音です。
48.0KHz / 8bit (942KB)  「22.05KHz/24bit」より劣化が少ないように感じませんか?
8.0KHz / 24bit (473KB)  かなり残念な音です。。。
8.0KHz / 8bit (161KB)  かなり残念な音ですが、ビットレートを落としてもそこまで変わらないですよね。

いかがでしたか?
ビットレートを落とすよりも、サンプリングレートを落とした方が、劣化した感じがしませんか?

MP3形式(詳しくは今後触れていきますが)の場合でも同様のことがいえるので
サンプリングレートとビットレートをなんとなく知っていると、Webに最適なサウンドファイルを
手配できるようになるのではないでしょうか。