はいどうも~。システムと言えば業務システムが好きなエンジニアの吉田です。


今回は 東京てら子Vol.17 [※1] に触発されて音ネタです。
(弊社TUYOのブログと分野が被り気味ですが気にしません。)

[※1] 東京てら子Vol.17 『俺的効果音の作り方&使い方』
http://teraco.jp/2011/07/08-193239.php

東京てら子Vol.17で、サブリンさん(@saburicomさん)がReasonを使った
音のお話をされていたのを見て [※2] 、それってaudiotoolでも試せるんじゃ
ないかと思ったので試してみました。

CubaseとかReasonとかシーケンサー持ってない人は、話を聞いても試す環境が
なくてウズウズしちゃうんじゃないかと思いまして。

[※2] サブリンさんによる「Flasherの為の音の話」 のUSTREAM
http://www.ustream.tv/recorded/16186618
http://www.ustream.tv/recorded/16187180

audiotoolっていうのは、一言で言うと簡単なDTMができるWebアプリです。
http://burn-studios.audiotool.com/

簡単といっても、作り手次第で素晴らしい楽曲も作れます。
auditoolで作られた曲は一覧化されていて、視聴できるようにもなっているので、
どんな曲が作れるかはここの一覧を見てみるとなんとなく雰囲気が掴めるかも。
http://burn-studios.audiotool.com/browse/popular/

それぞれの楽曲にはremixというリンクもあり、他の人の楽曲を元にして
曲をRemixすることもできます!(githubやWonderflのforkみたいで良いですね!)
http://burn-studios.audiotool.com/track/super_mario_bros_2/


で、今回audiotoolで試してみることは
・簡単な1小節のループを作って
・Attack/Decay/Sustain/Releaseを調整して違いを感じてみる
です。


では、早速始めてみましょう!

1. audiotoolの起動

audiotoolのサイトにアクセスするとアプリケーションが起動します。
http://burn-studios.audiotool.com/app
 

audiotool_00_splash.png



2. Welcome画面
Welcome画面が表示されるので、Emptyを選択すると初期画面が表示されます。
※「Dubstep template」「Techno demo」「Drum'n'Bass Demo」を
 選択すると、サンプルの楽曲がロードされます。
 

audiotool_01_welcome.png



3. 初期画面
初期画面画面の上部には「ファイル」「表示」「ヘルプ」「アンドゥ/リドゥ」といったメニューがあります。
下部には、「再生」「停止」などのコントローラがあります。
右側には「ドラムセット」「シンセサイザー」「ミキサー」「エフェクター」などがあります。

メイン画面には、マスターアウトプット(ボリューム)を制御する機械が配置されています。
 

audiotool_02_init.png



4. シンセサイザーの配置
今回は簡単な使い方だけなので、シンセサイザーを使ってみます。
右側の Synths から Pulverisateur をメイン画面にドラッグします。
すると、メイン画面にシンセサイザーが配置され、自動的にMaster Outputと線が繋がります。
シンセサイザーをメイン画面に配置すると、画面下部にトラックの一覧が表示されます。
今回は配置したPulverisateurというシンセのNotesというトラックがありますね。
 

audiotool_03_synth.png



5. ノートの配置
トラック部分をダブルクリックすると、新しくノートが作成されます。
この画面では赤くなっている部分が新規ノートです。
 

audiotool_04_track.png



6. 音階の配置
作成されたノート部分をダブルクリックするとノートが展開され、キーボードが表示されます。
よくあるシーケンサアプリケーションのような画面ですね。これで、ポチポチと打ち込みすることができます。
 

audiotool_04_track_expand.png



7. 打ち込み
サブリンさんの講演のフレーズを参考にポチポチと1小節を打ち込みます。
 

audiotool_05_track_02.png



これで、音が鳴るようになりました!

再生ボタンを押すと打ち込んだフレーズが流れます。


ここから、Attack/Decay/Sustain/Releaseを調整して違いを試してみましょう。
 

audiotool_06_synth.png



シンセの右側に MODULATORS というメニューがあり、さらにFILTER ENV と AMP ENV
という枠があります。

この枠の中に Attack Decay Sustain Release というツマミがあるので、
これをいじると音が変化します。チョー楽しいですね!

今回作った楽曲は、以下のURLからアクセス可能です。
http://burn-studios.audiotool.com/track/inspired_tokyo_teraco_17/

remixボタンを押すと、これを基にして新しく楽曲が作成できるので、
ツマミをいじっていろいろ遊ぶことができると思います。

audiotoolをもっと詳しく知りたい方は、チュートリアルの動画が公開されているので
そちらを参考にしてみるといいかもしれません。
http://burn-studios.audiotool.com/tutorials

TR-909ライクなドラムセット、TB-303ライクなシンセ、その他ミキサーや
エフェクター(ディストーション、リバーブ、ディレイ、フリンジ、コーラス・・・)などなど
盛り沢山な機能があるので使い込むと面白いんじゃないかと思います。
Flashアプリの簡単なBGMくらいなら作れてしまいそうですね。


それにしても、Webブラウザだけでここまで出来るなんて、すごい時代になったもんです。


そんなわけで、東京てら子をUST配信してくれていた池田さん(@clockmakerさん)に
感謝しつつ今回のブログ記事は終わりです。


デワデワ。