イコラザーってご存知ですか?
MP3プレイヤーやテレビ等に付いている低音や高音をいじるヤツです。

オーディオ機器には大抵イコラーザーが付属しているので、
前回のスピーカーのようにコストをかける必要なく
サウンド環境を整えられると思います。

初めに要点を言ってしまいます。
イコライザーはフラットにするべし!」です。

よく「高域・中域・低域」全て最高値!!という設定を見かけます。
音の物足りなさをイコライザーで調整してしまっているのでしょう。

eq.png

この画像はあくまでもイメージですが、音域の調整のつもりが
偏った音の山で音量を上げてしまっているのです。
音量を上げるなら、単純にボリュームを上げてやれば良いだけです。
イコライザーでボリューム調整してはいけません!

イコライザーはできるだけフラット(もしくはOFF)であることが
理想的ですね。
どうしても調整したい場合は、出すぎてる音域を下げて
ボリュームを上げてやると、音のバランスを崩さずに(音圧も下げずに)
調整ができますよ。

実際、好みの話をしてしまえば、どのような設定でも構わないのですが
制作に携わる者は、できるかぎり忠実な音を知っておきたいものです。

余談ですが、家庭用のオーディオ機器には、ベース音をブーストする機能や
擬似サラウンド効果みたいな機能が付いていたりします。
あれは、耳を悪くするので使わない方がよいですよ。。。


ちなみに、私も電車の中で音楽を聴く時はイコライザーを使います。
騒音で低音が聞こえ難くなるので少し(2dBくらい)強くし、
音漏れしないように高音を少し(2dBくらい)弱くするといった設定です。
厳密にいうと、400~600Hzあたりの太さを持ち上げて、
4kHzあたりのヌケを抑えるって事です。
プレイヤーやヘッドフォンによって効果は異なりますが、ご参考までに!