どもども、あきとです。

前回に引き続き経営についてのお話です。

それでは少し振り返ります。

まず、下記のコラムに書いてあることが5つ
(1)度胸がある 
(2)適度に寛容 
(3)数字に強い 
(4)フットワークが軽い 
(5)やりたいことがある 

僕が追加したのがこの5つ
(6)人が集まってくる 
(7)人に許される 
(8)人を見る目がある 
(9)人を裁ける 
(10)自分を裁ける

さてさて、今日はこのあといくつ追加できるでしょう?


まずは、とある私のビジネス本の中ではバイブルとなる作品の一コマから2つ拝借します。
この本は、男性サラリーマン全ての聖書と言ってもいいかもしれません。

(11)正直であるということ
(12)気前がいいということ

この2つは経営者にももちろんですが、人の上に立つ職位の人全般に言えると思います。
ネタ元をバラしてしまうと、サラリーマン金○郎の中の一コマなのですが、
入社式で新入社員を前にした社長挨拶のシーンで、その人物はこう言っています。

「学生時代、君達が持っていた人間関係は、ほとんど同格同列・・・・つまり横の人間関係。
 しかし、実社会での人間関係はほとんどが上下関係。上の物は部下をどう掌握するか、
 下の物は上司にどう認められるか、それが大人の実社会だ。これを認識できなければ、
 上司をムカつくやつだと思い、ドロップアウトしていくか、反対に 組織の中に埋没し、
 無気力にマニュアル通りこなす取替えのきく人材となってしまうか、そのどちらかだ。
 将来君達が幹部になって人の上に立つ時、大将の条件えお教えよう。それはたった二つだ。
 ひとつは、正直であるということ。もうひとつは、気前がいいということだ。
 気前良さということは、出来る範囲で金を出し惜しむなということもそうだが、下の物に対し
 自己を犠牲にしてでも守ってやるという精神だ。私は君達と同じ新人の社長だ!
 私にこの正直さと気前の良さがなくなった時いつでも言ってくれその時私は退く。」

これは結構ジーンときました。
そして感化されて今に至ります。



さて、今日はあと2つ追加しましょう。

(13)判断が早いこと
(14)責任を取る覚悟があること

これはそのとあるバイブルからではないですが、僕が感じていることです。
そしてこの2つは対になると思います。

経営において、判断を求められることはとても多くあります。
まず、「判断が早い」ですが、ちょっと前に、確か前々々職の社長にこんなことを言われました。

その時、例えば3つの選択肢があったとき、
1.一週間悩んでAという答えを出した
2.3日悩んでBという答えを出した
3.即Cという答えを出した
この3つの内、どれが正解でしょう?と。

僕は「3」と答えたあとに、ちょっと考えてから
「結局A~Cの中で正答はなんだったんでしょう?」と聞きました。

そしたら、
「そうだ、3が正解なんだ。A~Cのどれが正解とかは関係ないんだ。」
と回答が返ってきました。

「例えば、Aが90点、Bが60点、Cが30点だったとしよう。
 即Cと答えた人は、即行動を始める。30点からさらに得点を重ねることができる。
 3日あればもう30点、一週間あれば100点まで上がるかも知れない。
 でも、一週間悩んで答えを出さない人は、例えその時90点取れたとしても、
 悩んで行動しなかった時間は戻ってこないんだ。
 これがもし、一週間悩んで、Cと言っていたら目も当てられないだろう?
 人生はクイズやテストじゃない。答えを出した後にいくらでも後出しできる。
 判断が早いことで、人よりも多くの答えが出せるんだよ。」

これは、僕のその後の人生を変えるセリフだったように思います。
実際、ヤマ勘で「3」と出した答えが当ったのもうれしかったですが、
「答えを出すことじゃなくて、出した答えの後が大事」という事を
この時教えてもらえたことで、僕の価値観は大きく成長した気がします。

そして、「責任を取る覚悟があること」は、その判断にいい意味で
プレッシャーをかけると思います。
だから、僕は対だと思っているのですが、ある程度「判断」の重要性を理解して、
「外しちゃいけない、間違っちゃいけない」という意識のもとで、
極力早い判断をしようと思うことで、思考そのもののスピードが上がると思います。

それは、間違ったと気づいたときのリカバリーの早さだったり、
チャンスを招き入れたときの対応の早さに現れるはずです。
逆に、責任を取る覚悟がないと、判断が早かったとしても、
軽薄なものだったり、ぬるいものになり、本来の価値がなくなると思うのです。

経営において、判断を求められることはとても多くあります。
なので、この二つは無くてはならないものだと思います。

それでは今日はこの辺で。