今回も歪みサウンドです!

よくこんな質問を頂きます。

TUYO先生は、歪みには非常に強いこだわりがあると聞きます。
エレキギターでは、どんなエフェクターを使っているか教えてもらえないですか?

よく質問を頂いていたのは、20年くらい前なんですがね。。。。
(もうそんなに歳月が流れてるんですね。。。)

ということで、私の歪みサウンド(エレキギター)の歴史を綴ってみたいと思います。

サミック?っだったけかな?(1991年頃)

3万円くらいの初めてのギターセットを購入!
付属のしょぼいギターアンプで歪ませていました。
まあ、まともな音がするわけないですね。。。
確か、サミックというブランド名だったような。。。

※ちょっと調べてみましたが、「Samick」という韓国の総合メーカーのようです。
 今はそこそこ良いものもあるようですが、当時のギターは安かろう悪かろうのようです。

BOSS HM-2 + Samick(1991年頃)

Samickのアンプだけでは、あんまり歪まないのでエフェクターを追加しました。
(初めてのエフェクターですね。)
まだまだ右も左もわからず、店員さんの誘導されるまま、
よりによって癖の強いBOSS HM-2(ヘビーメタル)を購入してしまいました。。。
試奏(まだちゃんと弾けないから視聴かな?)の時は、すごくかっこいい音が
してたんですが、ウチで鳴らすと全く違ってがっかりした記憶があります。
何と言っても楽器屋とはアンプが違うからですね。
特に音圧が重要なヘビーメタルサウンドなので、極端にしょぼくなったことでしょう。

Marshall Drive Master(1992年頃)

歪みサウンドの歴史において、やっとスタート地点に立った感じですかね。

Marshall製の「Guv'nor」の後継機種です。
確かサウンドは、少々エッジは利いているものの、Marshallならではの中域にハリのある感じだった気がします。

この頃から、練習スタジオを使うようになり、Jazz ChorusやYAMAHAの大きなアンプを使っていましたが、どのアンプとも相性が良かったと記憶しています。

今でも、中域のハリを大事にするサウンドスタイルは変わってないです。
全く性格が真逆で、中域を抑えて高低域を持ち上げる「BOSS HM-2」は、すぐに手放しました。。。

PROCO RAT2(1992年頃)

ジェフ・べックが使っていた事で有名なRATです。
銘機といわれていますね。
図太いサウンドで、若干ファズっぽい荒々しさがあったと記憶しています。

少しの間、先輩だったか友人だったかに借りて使っていました。
粒立ちがよく、中域のハリを重視する私に向きませんでした。。。

だが、しかし!
「Marshall Drive Master」をブースターとして「PROCO RAT2」を併用すると、、、
RAT2が非常にお行儀良い音になり、少々もの足りなさを感じていたDrive Masterも重厚かつマイルドで、ハリのあるサウンドに生まれ変わったと記憶しています。
ここからオーバードライブ系をブースターとして、ディストーション系を重ねがけするスタイルに変わりました。

Marshall Drive Master + MXR Distortion+(1993年頃)

借り物のRAT2は返してしまったので、代わりとなるエフェクターを探しました。
前回(前回の記事)も紹介したエフェクター「MXR Distortion+」との出会いです。

厳密にはどのような音だったか忘れてしまいましたが、自身の中で完成に近かったと記憶しています。

BOSS OD-1 + MXR Distortion+(1994年頃)

よりマイルドな音を求めて、、、
「BOSS SD-1」などのオーバードライブ系をいろいろ試しましたが、なかなか良いサウンドが見つからず。。。
ついにビンテージもの「BOSS OD-1」に手を出しました。
当時の価格で3万円くらいでしたかね。定価の3倍の価値がついています。

どちらかというとミーハーな気持ちで買ったのですが、これが非常にスバラシかったのです。
OD-1は、ハードな歪みは出せないものの、他にはないほど中域に粘りがでて、ブースターとしては最高なわけです。
Distortion+との相性もスバラシーです。

Marshall JCM-50/100 Modell 2555 (1996年頃)

身も蓋もない話になってしまいますが、、、
歪みサウンドは、何といっても真空管アンプに限ります!
ついに憧れのMarshallアンプを中古で購入です。
移動手段も車になったことで、ライブハウスや練習スタジオなんかも、常にヘッドアンプを持ち運んでいました。

重厚なサウンドを求め、「Mesa Boogie」「PEAVY」「SOLDANO」なんかも試してみましたが、やはり一番好きなサウンドはMarshallですね。

忘れましたが、どっかからの引用です。

元ガンズのスラッシュやレッチリのジョン・フルシアンテを始め、多くのロックギタリストが魅了された銘機シルバージュビリー(Silver Jubilee)。
シルバージュビリー生産終了後、あまりにも多くのギタリストから再生産を望む声が上がった為生産された本品。
外観こそ違えどサウンドはまさに"シルバージュビリー"サウンドです。
ナチュラルドライブを極限まで突き詰めたようなワイルドなハイゲインアンプです。
スイッチ切り替えにより100W/50W出力を選択可能。
マーシャルファンならばおさえておきたい近年の銘機です。

以上で、歴史の綴りは終了です。
最後が1996年頃ですが、今でも「Marshall JCM-50/100 Modell 2555」を使い続けています。

なんだか、何も落ちがない内容になってしまいましたね。。。
(プレイヤー同士なら落ちだらけなんだけど。。。)
本当はもっともっと突っ込んでいきたいのですが、これ以上やっても空回りですね。。。
少し切ない気持が残りつつ、本日はおしまい。