今回はデジタルなサウンドデータのデータ容量(=ファイル容量)に触れたいと思います。
ではでは、まずは2つのサンプルサウンドをみてみましょう。

sample1.wav (44.1KHz/16bit 10秒)
 全く波形のない無音です。

sample2.wav (44.1KHz/16bit 10秒)
 とあるかわいこちゃんの歌声です。

どちらも、同じビットレートで、同じサンプリングレートで、同じ長さ(10秒)という全く同じ条件です。
さてさて、どちらの音がデータ容量が大きいでしょうか?
 

正解は 「 どちらも同じ 」 です!
サンプルをダウンロードしてもらうと分かりますが、どちらもファイル容量が 1,723KB です。
無音との比較だから意外性を感じますが、ソロと10000人で歌っている曲は
同じデータ容量である!といえばピンときますかね~。
"We are the world" は、ファイル容量がでかくてCDに入りきれない!ってことは無いですよね。

結論をいうと、無音もシンプルな音も複雑な音もどれも1つ音(波形)としてサンプリングしているから、
データ容量が変わらないのです。
といっても、なかなかわかりづらいと思うので、大雑把にまとめてしまうと
『 ビットレート X サンプリングレート X 長さ 』 でデジタルサウンドのファイル容量が決まります。
中身は関係ないってことですね。

次にビットレート(量子化)サンプリングレート(標本化)によるファイル容量に触れたいと思いますが、
時間となってしまいました。。。 では、続きはまた次回!