あきとのSES講座第六回、それでは講義を始めます。

今日のお話は、ズバリ「勤怠」についてです。
 
早速ですが、勤怠ってなんでしょうか?
それは「遅刻しない、体調を崩したりして休まない」こと。
さらに、「仕事中の態度や言動、業務に対しての姿勢」も含みます。

 SESの技術(経験やパフォーマンスも含め)はとても見えづらく、

勤怠はとても見えやすいものです。

そのため、勤怠の悪いエンジニアは、SESのしきたりの中ではかなり

嫌がられます。

 

私も昔、急に無断欠勤が続き、エンジニア本人の自宅まで足を運んだことが

ありました。。。

インターホンを押しても全く反応がなく、近くの公園で6時間以上

景色を眺めていました。

こんなお話、SES営業同志での飲み会のネタで何度か耳にしますね。

 

ちょっとしたことでウソをついたり、自己中心的な営業も確かにいますが、

ちょっとしたことでウツになったり、自己愛的なエンジニアもいます。

 

SESっていうグレーな形態も手伝ってか、営業もエンジニアも、

案外「無責任」になりがちなのではと思ってしまいます。

 

営業もエンジニアも、みんなSESに関わると心を病むのは、

(法的にも、慣習的にも)信じられるものが少ないからかも知れないですね。

 

ちょっと話はそれましたが、SESで気を付けたい「勤怠」について

下記に簡単にまとめました。

ちょっと心の隅にメモしておいてください。

 

1.遅刻はしない。10~20分の電車遅延や体調不良は理由になりません。

2.体調管理は自己責任。身体的なことも精神的なこともあわせて自己管理。

3.ビジネスマナーも勤怠のうち。言葉づかいや身だしなみもしっかりと。

4.現場の人たちとの円滑なコミュニケーションが取れていれば、多少許される。

  この「免罪符」は自分のためにも構築することが吉。

5.担当営業とも仲良くなっておく。何かあったときに、きっと力になってくれる。

  ※急な冠婚葬祭や、どうしようもない体調不良。

   現場の稼働が過酷な時の改善要求等、いろいろ調整してもらおう。

 

1~3ができてないのは問題外。

4、5はできれいればできているだけ、自分が働きやすい環境が作れます。

 

 

そして、今日のもうひとつのテーマ、「報連相」とはなんでしょうか?

 

電車が事故とかで急に止まってしまい、どう頑張っても遅刻してしまうとき。

(1)とりあえず10分遅刻して現場についてから理由を話すのと、

(2)遅刻する可能性が出てきた時点でその旨の連絡をするのと、

どちらが良いでしょうか?

 

(1)の場合、「もしかしたら、連絡しなくてもギリギリ間に合うかも?」という

淡い期待が見え隠れしますね。

でも、正解はもちろん(2)です。

 

上手くリカバリーができて、遅れずに出勤ができたときも、

やっぱり(2)のほうが断然印象がいいです。

 

また、勤怠のテーマで、現場の人や営業へのコミュニケーションのところですが、

「報連相」は重要になります。

 

報告は簡潔に、過不足なく伝えること。

連絡は最低限、タイミングを考えて行うこと。

相談は必要な時に、相手のことも配慮し伺い立てること。

 

報告や連絡、相談は、あまり小さなことやどうでもいいことまでしてしまうと、

帰って「うるさい」印象になります。

そういう意味では、とにかく「報連相」っていうのではなく、

適時、適宜、適当に行うことが肝要ですね。

 

SESは現場や営業、いろんなところに制約があったり、思わぬところに障害があるもの。

今回のテーマの「勤怠」「報連相」は、何か突発的な問題や、不可避の事態にあなたが陥った時の

命綱になりえるものです。

 

技術を高めることや、効率よく仕事をすることがエンジニアの全てと考えず、

最低限、勤怠と報連相に気を使うことで、

結果的に技術に没頭し、業務に集中できるのではないでしょうか?

 

どんなに高い技術とパフォーマンスを誇るエンジニアも、勤怠が著しく悪く

連絡が付かない人はSESでは仕事ができないと思います。

(むしろそういうエンジニアはSOHOに向いていると思います)

 

と、今日の講義はここまで。

お疲れ様でした。